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ホワイトな優良SES企業って存在するの?見分け方を徹底解説。[現役エンジニアが語る]

ホワイトな優良SES企業

何かとネガティブな面が話題になりやすいSES(客先常駐)ですが、SESメインで立ち回っている企業でも、ホワイトな優良企業は存在します。

 

私も数年前まで、SESで現場常駐しているエンジニアでした。

この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。

SES・客先常駐も5年で、様々な現場を経験しました。

多くのSES会社を見てきましたが、ここはホワイトだな。という会社もありましたし、ここはブラックだな。という会社もありました。

 

それぞれの特徴が見えてきましたので、この記事では、ホワイトなSES企業の特徴についてシェアします。

転職や就職前に確認できるポイントをまとめていますので、ぜひご覧ください。

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結論から言って、ホワイトな優良SES企業を探す効率的な方法は、マイナビIT AGENTGeekly(ギークリー)など複数社の転職エージェントに登録することです。

 

上記記事では、9社を徹底比較。

総合的におすすめできる転職エージェントはもちろん、年代、業種、希望年収やキャリア別に特化したIT転職エージェントについてご紹介しています。

 

ホワイトSES企業を上手に見つけて、転職を有利に進めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

あなたに最適なIT転職エージェント・IT転職サイトがきっと見つかります。

ホワイトSES企業の特徴

私が実際にいくつもの現場に常駐してきた実体験から、ホワイトなSES企業の例をご紹介します。

SES企業に就職する場合には、必ず事前にチェックしたい項目となっていますので、ぜひご確認ください。

1次請けで現場の仕事を直接もらっている(プライム案件)

IT業界のプライム案件

高単価な1次請けで仕事をこなしている会社は例外なくホワイトです。

 

妙なブローカー(仲介者)がなく、直接契約で現場の仕事をもらっています。

仲介がない分、エンジニアの単価が高くなりますし、営業同士の人的コミュニケーションコストも減ります。

 

1次請けで仕事をこなしている企業の特徴は以下です。

  • 高い営業力、または技術力を持っている
  • 発注元との強力なコネクションがある

1次請けで仕事をもらえている企業は、営業力や技術力において、突出したスキルを持っているケースが多いです。

他社では替えの効かない技術なので、発注元企業と対等な立場で1次請けのテーブルにつくことができます。

 

また、社長の元勤務先から直接仕事をもらっているなど、コネクションを持っているケースも多く見受けられました。

 

ただし、客先常駐・SES業界では、直接仕事をもらっているケースは、特に中小企業においては本当に稀です。

もしSES業態で仕事をしたいと考えているなら、直接仕事をもらっているかどうかは必ず確認した方が良いですね。

不景気でも賞与が出る

1次請けですので、無駄なコストがかからない分、社員への還元率が高い傾向にあります。

高還元SESとは?新しいSESの働き方と求人動向について。[現役エンジニアが解説]

 

そのため、リーマンショックやコロナショックといった、大きな景気動向期を迎えても、安定して賞与(ボーナス)を払い続けることができます。

一方で、多重下請けのSES企業は、単価が安いため、賞与の支払い実績が景気に左右される傾向があります。

数人のチーム体制で現場に入っている

ホワイトなSES企業では、ほぼ例外なく数人のチーム体制で現場に入っています。

 

自社の上長が業務の舵取りをしていますので、常駐先の企業から理不尽な要求がくることもありません。

また、チーム単位で仕事を回せるので、お互いに休暇を取ったりしてフォローし合うことができます。

自社の社員同士のコミュニケーションもはかどるため、帰属意識も高まります。

 

SES(客先常駐)は1人ぼっちで未経験だと辛い?対処法を解説。

1人で現場に入るよりも、チーム体制で常駐したほうが圧倒的に働きやすいというのは、容易に想像がつきますよね。

何かわからないことがあったときに、自社の先輩を頼ることができるのもメリットです。

エンジニアのキャリアパスを描ける

ホワイトなSES企業では、エンジニアが自身のキャリアパスを描くことができます。

具体的には、以下のような特徴があります。

  • 営業が要求を聞いてくれる
  • エンジニアが案件を選べる
  • 合わない現場は退出させてくれる

このような対応をしてくれる企業にいれば、会社の言いなりでマッチしない現場に行かされることもなく、キャリア形成を有利に進めることができます。

SES管理業務を効率よくこなしている

ホワイトなSES企業では、勤怠管理や工数管理などのSES管理業務を効率よくこなしています。

例えば、自社で開発した勤怠管理システムでササッと処理しているなどしていますね。

外部のSES業務を支援するサービスを利用していることも多いです。例えば、エージェントグロー社が提供する「Fairgrit」のようなサービスですね。
自社の管理業務を効率化できない企業が、常駐先で良いサービスを作ることは難しいでしょう。

ブラックSES企業の特徴

次に、ブラックSES企業の特徴を解説します。

多重下請け構造の最下層

IT業界の多重下請けピラミッド

SES業界の問題点として、「多重下請け構造」がたびたび話題に上がります。

 

4次請け、5次請けなど、元請けと自社の間に何社もブローカー(仲介)が挟まっているのです。

「紹介料」という謎の名目で、単価からピンハネをしています。

 

エンジニアの給与が上がりにくいですし、

長時間労働や単純作業など、質の低い案件の割合が多くなってしまうのもデメリットです。

 

そのため、多重下請けの案件ばかり請けているSES会社は避けるべきです。

下請けメインなのか、元請けメインなのかは入社前に確認することができますね。

社長がワンマン

社長がワンマンで、強大な力を持っている会社にも注意してください。

そういった会社は、社長ばかり贅沢していて社員の還元率が低かったり、営業畑出身で技術者のことが理解できなかったりします。

 

これは入社前に判断するのは難しいですが、

企業の内情に詳しい転職エージェントに相談してみると良いでしょう。

ホームページが古い

自社のホームページが極端に古いデザインのSES会社は注意が必要です。

つまり、直接売り上げにならない作業は後回しにしています。

何よりも目先の売り上げだけを優先をしている企業は、自社エンジニアへのフォローや、SES案件の質も低い傾向にあります。

偽装請負をしている

偽装請負

※請負契約(客先常駐の際の契約形態)では、派遣と違って客先(発注側)の企業が労働者へ指示を出すのは禁止されています。

それが破られている状態を「偽装請負」と呼びます。

残念ながら、SES業界においては割とよくある話です。

「偽装請負」の一例として、ブラックSESでは「強制的な残業」に気をつけましょう。

 

私の実体験ベースで、お話いたします。とある現場での出来事。

官公庁系の案件を対応している現場でして、すでにあるシステムのマイグレーション作業(システム移行)を担当しました。

 

マイグレーション前のシステムが、他社が作成したもので、非常に作りが悪い状態でした。

そのため、私が入った時点で作業が山のようにある、いわゆる「デスマーチ」が絶賛進行中という状況でした。

 

その現場に入った初日に「20:00までは必ず作業してくれ。」というお達しがありました。つまり、強制的な残業ですね。

 

「長時間労働すれば成果が出る。」という短絡的すぎる考え方ですね。

また、常駐先の上長からそのような指示が出ていたので、今思えばいわゆる「偽装請負」状態でして、違法性のある行為です。

偽装請負が平気で行われている会社だとすれば、確実にブラックSES企業です。

 

このような事態は、主に発注者(常駐先)と自社の力関係の差が大きいことで生まれます。

自社の営業スキルが低かったり、質の低い案件しかとってこれないことも理由の一つです。

炎上案件を受ける

ブラックSES企業は、炎上しているプロジェクトでも、他に仕事がないため受注してしまいます。

 

プロジェクトの納期や現在の状況などが、すでに壊滅的であることを受注時に説明されているにも関わらず、

他の案件がないため、無理にエンジニアをアサインして、売り上げを優先してしまいます。

 

結果として、長時間勤務の矯正など、エンジニアの働き方に問題が生じます。

 

案件が選べないほど少ない企業は注意が必要です。

安請け合いする

安すぎる見積もりで無理に案件を取るような企業は、避けましょう。

見積もり金額を下げて安請け合いするのは、仕事を取る上での最終手段だと思って良いですね。

技術力がないため仕事が少なく、そのように振舞うしかないのです。

 

また、自社のエンジニアのスキルにマッチしていない案件に、無理やりアサインするような振る舞いにも注意してください。

エンジニアのキャリアよりも、売り上げ優先という会社がやりがちな行動です。

 

ホワイトSES企業の探し方

今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、ホワイトなSES企業を探しやすいと言えます。

 

転職エージェントは、各社の人事担当と密に情報交換をしていますので、入社前に会社の実情を知ることができます。

転職エージェントの話を聞かないというのは、転職活動という情報戦において非常に不利といえます。

登録、そして面談を強くおすすめします。

 

おすすめ転職エージェント

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  • Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
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※各社のプロモーションを含みます。

転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、あとはメールでオファーが届きます。そして、気になる案件に応募するだけです。

「おっ!この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。

 

どのサイトも登録は5分程度で終わりますし、料金もかかりません。

是非この機会に行動してみましょう。

 

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