ITエンジニア転職TIPS

30代でIT業界を辞めたい場合の対処法。10年目SEが解説。

30代でIT業界を辞めたい

30代のエンジニアは、20代の頃に積み上げてきたキャリアを生かして業務の幅が広がり、活躍の場が増えていることかと思います。

 

そして企業にとっても、「稼ぎ頭」になってくれる大切な人材です。

一方で、自身の業務だけではなく、後輩の育成やプロジェクトマネジメントなども対応を迫られて、業務量は増大し、疲弊しているエンジニアも少なくありません。

 

そのためIT業界をやめて、他業種に転職したい。とお考えの場合もあるかと思います。

そして、年齢的に別業種へ転職するには最後のチャンスに差し掛かっています。

 

当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。

 

この記事では、30代のエンジニアがIT業界から転職するために、必要な知識や立ち回り方をまとめました。

転職エージェントから情報を得る

結論からいって、IT業界から転職したければ、

マイナビエージェントなど複数社の転職エージェントに登録して、転職活動を進めるのがおすすめです。

 

転職エージェントに相談すれば、「本当にIT業界を辞めるべきなのか?」という部分も含めて相談に乗ってくれます。

 

また「自分がIT業界以外だとどの業界がマッチするのか?」というのは意外とわからないことも多いですよね。

転職に際して、客観的な意見を聞くことは非常に大切です。

 

転職エージェントは、数多の求人者・企業を見てきた転職のプロです。

企業の人事部と密に連携を組んで、日々情報収集に当たっています。そのため、入社前から、社内の実情も知ることができます。

 

  • BIZREACH(ビズリーチ)…ハイクラスのための転職サイトというイメージですが、年収600万円以下の方でも利用することができます。

利用料は無料ですし、合わなければすぐに退会することも可能です。

とりあえずどんな求人があるかどうかをチェックしてみるのがおすすめです。

 

今すぐ転職するつもりがなくても、いざ転職したいときにスグ動けるように、今のうちから登録しておいた方が良いですね。

本当に転職したいぐらい病んだときは、転職サイトに登録する気力すら起きないので、余裕のあるうちに登録しておきましょう。

転職サイトに登録するのは面倒臭いですが、どのエージェントもスマホから3分程度で登録できます。

 

転職エージェントやヘッドハンターとは積極的につながっていた方が良いですね。

その時に縁がなくても、良い案件があれば紹介してもらえます。

 

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※利用料金は無料

※マイナビのプロモーションを含みます。

30代でIT企業をやめる場合に知っておきたいポイント

年収ランクは変わらない傾向

2020年に大手転職サイト「エン・ジャパン」が実施した異業種転職のアンケートによると、異業種転職した結果、年収が変わらなかったと答えた方が51%となっています。

出典:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/21388.html

 

さらに、1~100万円ほど年収が上がってる人は49%を占めます。

結果として「異業種転職すると年収が下がる」という噂は、都市伝説だったといえます。

同業種なら年収UPの可能性

「ITエンジニアは転職した方が収入が増えるバグ」、数字からも明らかに 生涯年収に1000万円の差

出典:ITmedia NEWS

 

ITエンジニアは、社内で昇級を頑張るよりも、転職をした方が圧倒的に年収UPしやすい。というデータが出ています。

 

20代前半のエンジニアが5年に1回転職した場合、1回も転職しないエンジニアと比べ、20代後半の時点で23万円、30代前半で49万円、30代後半で83万円ほど年収が増え、生涯年収に1000万円近い差が出ることが分かった。

 

そのため、IT業界内で転職するべきか、それとも他業種に転職するべきかは、今一度熟考する必要があります。

収入を取るのか、それともIT業界を辞めたい、という気持ちを取るのか。

 

天秤にかけて、IT業界をやめてなおメリットが勝る、という場合に異業種への転職を目指すと良いでしょう。

IT業界からの転職は歓迎されやすい

ITエンジニアの経験やスキルがある人材は、異業種転職で歓迎されやすい業種に含まれています。

未経験の業界・業種であっても、前職で培ったスキルの専門性が高く、転職先でも活用可能なものであれば年収アップを目指すことも可能です。

 

特にDX化推進、IoT、ビッグデータ構築の知識を持つITエンジニアのスキルが歓迎される傾向にあります。

DX化推進、IoT、ビッグデータ構築などデジタル化を進めていくために、サーバやネットワークといったITインフラは必須です。

 

幸いなことに、DX(デジタルトランスフォーメーション)化推進による業務は、業種に関わらず増大傾向にあります。

DX…企業が積極的にIT技術を取り入れ、ビジネスモデルや組織文化、そして制度などを、より良い方向に変革(transformation)する取り組みのこと。

そのため、今後もIT知識を持った「元エンジニア」の需要は高いといえます。

 

採用する企業側が、これらのスキルで培った業務知識は業種を超えて応用できると判断されるためです。

フリーランスへの転向もアリ

IT業界を抜けなくても、今の会社を抜けることで不満が解決することもあります。

 

現状を変える手段として、フリーランスとして独立するのもひとつの手段です。

ただし、フリーランスにはリスクもあります。

  • 以前の職場から仕事がもらえる
  • 半年〜1年ほど収入がなくても大丈夫な貯金がある
  • 副業で成果が出ている

など、リスクが下がる要因が用意できている状態で、独立するのがオススメです。

 

また、実力主義で、結果を出さなければ厳しい世界です。

月に100万〜200万稼ぐ人がいる一方で、数十万しか稼げない…なんて場合もあるので注意が必要です。

 

さらに、確定申告の手間がかかったり、社会保険料を自分で負担しなければならないなどデメリットもあります。

 

フリーランスエンジニアとしてのキャリアアップを目指すなら、フリーランスに強い転職エージェントの利用が最適です。

一例としてフリーランズでは、登録すると運営会社のランランド株式会社から、フリーランス/副業案件を受注することができます。

>> フリーランズで案件探しを頼んでみる

30代前半か、後半か

30代前半か、後半かによって、かなり状況が違ってきます。

総務省統計局の労働力調査によると、年齢階級別に仕分けした転職者の比率(就業者に占める転職者の割合)は下記の通りです。

転職者比率(%)
平均 4.3
15~24歳 9.8
25~34歳 6
35~44歳 4.2

出典:総務省統計局 2021年労働力調査

当然ながら、年齢が高くなるほど比率は下がっており、30代後半の転職(4.2%)は30代前半(6%)より難しいとことが分かります。

企業側からすれば、同じ未経験者であれば、より若い求職者を優先して雇用するでしょう。

 

厳しいお話ではありますが、年齢を理由に断られることも増えてきます。

 

もちろん、年齢に関しては例外もあります。

年齢が30代、40代であっても、例えば「仕事付き」で転職することができる場合などです。

 

具体的には、

  • 今の会社の人脈を生かして、継続的に仕事をもらえる
  • 勤めている企業が変わっても、同じ現場から仕事をもらえる

といったケースです。

 

とはいえ、他業種への転職ですとなかなかそのような状態を作り出すことは難しいと言えます。

転職エージェントの利用で「情報強者」になれる

転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーは、いわば転職のプロです。

一人で転職活動しているだけではたどり着けない情報も持っていますので、味方につけない理由がありません。

 

もちろん面談の時に、企業の人事部に質問することも可能ではあります。

しかし、あまり質問が多かったり、突っ込んだ質問をしすぎると悪い印象を与えかねません。

 

その点、キャリアアドバイザーであれば、遠慮なく聞くことができます。

 

就職・転職は情報戦です。

 

自分一人で転職活動するよりも、情報通であるキャリアアドバイザーを味方につけることで、

圧倒的に「情報強者」になることができますので、登録しない手はありません。

転職エージェントを活用しよう

 

  • BIZREACH(ビズリーチ)…ハイクラスのための転職サイトというイメージですが、年収600万円以下の方でも利用することができます。

転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、

あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。

 

「おっ!この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。

どのサイトも登録は5分程度で終わりますし、料金もかかりません。是非この機会に行動してみましょう。

 

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