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The views of Mt.Fuji from the mountains.Photos by Osamu Matsuo.

電話でのお問い合わせはTEL.042-664-0664

 山岳写真家 松尾 治  東京都八王子市在住

商品紹介POST CARD オリジナルハガキセット「山々からの富士山」

松尾治オリジナルハガキセットの販売

世界遺産に登録されて以来、ますます人気が高まる富士山。
その美しい姿は、日本の富士山から世界の富士山へと多くの人を魅了しています。
山岳写真家である松尾治は、富士山を20年にもわたり撮り続けています。
松尾治が富士山周辺の山々から撮影したベストショットを、オリジナルハガキセットでお楽しみください。

サイズ ハガキサイズ(100mm×148mm)12枚入り 
用 紙 
金 額  540円 /1セット(税込・送料別)


ご注文&お問い合わせは、こちらまで → omatsuo@poppy.ocn.ne.jp

縦走者

1.縦走者

南アルプス中部・烏帽子岳(2726m)(10月)

烏帽子岳は、富士の眺望が素晴らしい山で、この日、雲海に浮かぶ富士は珍しいくらい青色に満ちた 姿であった。
そして、ここでは、縦走路と富士の方角が同じなのでパートナーを前景に入れた構図で撮影することができた。

山小屋

2.山小屋

南アルプス・小河内岳(2802m)(10月)

富士山の前景となる山小屋はいくつかあるが、この写真の小河内岳避難小屋と富士山の風景が私は1番好きである。

オリオン座

3.オリオン座

南アルプス・塩見岳山頂(3047m)(11月)

塩見岳は富士の夜景を撮る場所としても良い条件を備えている山である。10月、11月の新月前後の闇夜だと、日没後まもなくして、東の地平線から上るオリオン座、おおいぬ座、こいぬ座が富士の左手から右45度の角度で上る軌跡を撮影できる。この写真では、オリオン座の軌跡を、露光時間2時間の長時間露光撮影した作品である。
富士山の左側の雲海の下の町明かりは横浜の町明かり、右側の雲海の下の町明かりは、三島、沼津の町明かりである

雪紋

4.雪紋(シュカブラ)

奥秩父・金峰山頂(2595m)(1月)

雪の表面の風紋(シュカブラとも言われている)は強烈な風により削られ形成されるものである。
通常は標高2000m以上の高山で積雪が比較的深く、風当たりが強烈な稜線でしか見ることができない。
地理的に雪紋と富士が同時に撮影できる場所は非常に少なく、しかも日の出時に朝日が当たり、撮影できる場所は、厳冬期の深雪の季節の金峰山だけだと思う。

霧氷

5.霧氷

富士外輪山・御坂山系・三つ峠山(1786m)(3月)

三つ峠山は富士五湖の1つの河口湖の裏山で、富士山の撮影場所として良い条件を備えた山の代表の1つである。
冬の関東地方の内陸は非常に乾燥しているため、この写真のような見事な霧氷は冬山でも滅多に見ることができない。

浮雲

6.浮雲

富士外輪山天子山塊雨ケ岳(1772m)(6月)

この日、登山口の富士山麓の朝霧高原は梅雨時特有の深い霧の中であった。重いザックを背に急な勾配の山道をひたすら登っていると、急にガスが晴れ明るくなった、雲海の上に出たのである。雲海上に黒い富士が浮かんでいた。その富士の左手に最初は小さな円錐状の吊るし雲が発生していた。この吊るし雲がみるみる大きくなり航空母艦のような非常に珍しい形状の雲となった。
この日は富士の右側(西側)から強風が吹いていて、その結果、富士の風下側(左側)に発生する渦状の乱気流により吊るし雲が発生したのである。

笠雲

7.笠雲

愛鷹山系・黒岳(1086m)山頂(11月)

この黒岳からの富士の景観の特徴は、富士の寄生火山で、江戸時代の宝永年間に噴出した宝永山火口
が正面に見える。
日の出からしばらくして、富士山頂上部に珍しい二重の笠雲がかかった。富士山に笠雲がかかると、
天候が下り坂の兆しだといわれている。

霧氷と紅葉

8.霧氷と紅葉

奥秩父・国師岳(2592m)(9月)

国師岳は高い山なので9月下旬が紅葉の季節となる。この日は、紅葉を狙って、ガスの中、国師岳に登った。
ガスが晴れると、この時期としては珍しい霧氷ができていて、霧氷と紅葉を前景とした富士の珍しい写真が撮れた。

日の出

9.日の出

南アルプス・小河内岳(2802m)山頂(12月)

南アルプス中部の小河内岳は富士の良い展望台である。頂上直下に新しいログハウスの避難小屋(無 人)がある。
冬はここに行くには最低2日はかかる。ある年の年末、この避難小屋で3泊したが、その間誰一人訪れる人もなく、厳寒の孤独な生活であった。この時の日の出は、朝焼けが素晴らしく、真っ赤な空をバックの富士の姿は荘厳で実に感動的であった。

ヤナギラン

10.ヤナギラン

大菩薩峠(2059m)(8月)

この写真はずいぶん前の写真で、今やこの地点のヤナギランは鹿害により絶滅に瀕していて、今では花を見ることもできないし、その上、この撮影ポイントも、近年ロープが張られ、立ち入り禁止となった。この写真は今や幻の写真となるのではないかと思う。

ウロコ雲

11.ウロコ雲

東京都八王子市郊外 陣馬山(857m)(9月)

蒸し暑い残暑の季節の夕方、涼を求めて、八王子の自宅を出て、八王子の郊外の陣場山へブラリと訪れた時に、幸運にも、滅多に見られない素晴らしい“うろこ雲”に巡り会えた。

吊るし雲

12.吊るし雲

富士外輪山・御坂山系・大石峠(1562m)(6月)

6月としては珍しく台風が到来してきた前の日、大石峠の樹林の中で幕営して、台風をしのいだ。台風一過の翌朝、それまで見た事がない程の巨大な吊るし雲が発生した。丁度、盛りのアヤメと富士山より巨大な吊るし雲を広角レンズで撮影した。




山々からの富士山

山岳写真家 松尾 治

東京都八王子市在住


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