エックスサーバーは障害が多い?
エックスサーバーは、国内シェアNo.1のレンタルサーバーです。
ブロガーやアフィリエイターでも愛用している方が非常に多く、信頼性の高いレンタルサーバーです。
筆者も月間40万PVのメディアをエックスサーバーで運営しており、アクセス集中時の安定性や、ページ表示速度の速さを実感しています。
初心者ブロガーに、一社おすすめするならエックスサーバーと断言できる、高品質なサービスを提供しています。
当記事の信頼性
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
小さなソフトハウスですが、自社にはサーバールームも保有し、ネットワークやサーバーについての知見があります。
エックスサーバーで起こった大規模障害
一方で、障害が全く起こらないわけではありません。
『一部のお客様アカウント収容サーバー、各種公式サイト』3/22 PM10:53頃~PM11:41頃までの上位ネットワークの障害によるサーバーにアクセスできなくなる障害について
特に近年では、2022年の3月〜4月にかけて、2度の大規模障害が発生したのは記憶に新しいところです。
ブロガー・アフィリエイター界隈のTwitter仲間の間でも非常に大きな話題となり、「信頼していたのに裏切られた」などの感想が目立ちました。
しかし一方で、どこのサーバーであっても、障害発生確率が0%というのはありえない話です。
実際に下記にまとめますが、他社でもそれなりに大規模な障害は発生しています。
他社の障害の事例
ConoHa WING
エックスサーバーと同様にブロガー・アフィリエイターからの評価が高いConoHa WINGで、実際に起こった障害をご紹介します。
近年でもっとも大規模な障害としては、2020年12月28日に、ハードウェア障害が原因となり、約18時間に及ぶサーバーダウンが発生しました。
ConoHa WING公式サイトでの障害報告内容は、以下の引用文の通りです。
平素はConoHaをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
下記日時におきまして、ConoHa WINGの一部サービスにおいて
障害が発生しておりました。ご利用のお客様には大変ご不便を
おかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます発生日時 : 2020年12月28日(月) 22時36分頃
復旧日時 : 2020年12月29日(火) 16時15分頃
対象 : 収容ホスト:www51.conoha.ne.jp
事象 : 対象収容ホストのWebサーバーにおきまして
Web表示/FTP、SSH/ファイルマネージャが利用できない。
原因 : ハードウェアの不具合
対応 : ハードウェア交換を実施の上、Web表示/FTP、SSH/
ファイルマネージャーの利用が正常にできることを確認いたしました。■追記 —————————————————————–
12/29 : ハードウェアの不具合が確認されたため、ハードウェアの
16:15 交換を実施し復旧いたしました。ご利用のお客様にはご不便
をおかけし申し訳ございませんでした。12/29 : 現在も引き続き復旧作業を継続しております。ご迷惑を
04:05 おかけしており大変申し訳ございませんが、今しばらく
お待ちください。
18時間という、非常に長い時間の障害が起こった過去があります。
収益性の高いメディアを運営していたり、1秒でもサーバーを止めると困る性質のサイトを運営しているユーザーにとっては、かなりの痛手であることは間違いありません。
フォローしておくと、私は2022年2月からConoHa WINGを利用開始していますが、一度も障害は起こっていません。
また、障害発生したのは一部のサーバーです。
ConoHa WINGの契約件数は、約40万件超。
レンタルサーバーの収容人数(1台のサーバーを何名で利用しているか)は未公表ですので、推測ですが、数千〜数万台のサーバーを運用しているはずです。
その中で、ある特定のサーバーに障害が起こっているだけです。
繰り返しになりますが、障害が全く発生しないサーバー会社、というのは存在しません。(さすがに18時間という長時間の障害はレアケースですが)
筆者は様々なサーバーを借りていますが、自身でこまめにブログのバックアップを取ったり、適切な防衛策を講じるようにして対策しています。
mixhost
mixhostは、エックスサーバーなどの老舗に比べると、サービス運営歴は短いものの、質の高いサービスを提供しているレンタルサーバーです。
mixhostでも度々アクセス障害が発生しています。下記は2022年に発生した障害と詳細です。
Jan 28, 02:13 – 02:36 JSTFeb 27, 20:54 – 20:54 JSTApr 15, 00:06 – 01:09 JST
May 3, 08:27 – 08:47 JST以下、6月〜10月、12月と障害が発生しています。
自衛が大切
自身が利用しているサーバー会社で、大規模な障害が起こり得る自体は、どこのサーバーでも同じです。
長年にわたってハードウェアを運用するというサービスの性質上、避けられないものだからです。
その際には、慌てて今運用しているレンタルサーバーから他社に引っ越すのではなく、どこのレンタルサーバーであっても障害は発生し得るという事実を念頭において、バックアップをこまめにとっておくなどの「自衛」のための作業を最優先しましょう。
結論として、当記事でご紹介したレンタルサーバーは、筆者はすべて実際に利用していますが、いずれかの事業者が著しく信頼性が低いということはありません。
他社よりも圧倒的に信頼性が高いサーバーはなかなか存在しない、というのが筆者の所感です。
とはいえ、数多あるレンタルサーバーの中から、厳選した3社であることは、実際の使用感から間違いのないところです。
その上で、選び分け方を一言であらわすならば以下のようになります。
エックスサーバー →シェアNo.1。迷ったらこれ。
ConoHa WING → ページ表示速度はエックスサーバーよりも一枚上手。とにかく速い表示スピードが欲しい場合。
mixhost→サーバー性能は上記2社と互角。コンテンツ自由度が高く、アダルトなどセンシティブ系コンテンツなら一択。
という住み分けです。