エックスサーバーの独自ドメイン永久無料
今回は、エックスサーバーの「独自ドメイン永久無料」サービスについて、そのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
まず、レンタルサーバーとドメインの関係について軽くご説明してから、「独自ドメイン永久無料」のメリット・デメリットをご紹介します。
レンタルサーバーとドメインについて
WordPressブログを始める場合、レンタルサーバーの契約とドメインの契約が必要になります。
ドメインは、「レジストラ」と呼ばれる会社にお金を払って入手します。
お名前.com、エックスドメイン、ムームードメインなどがレジストラです。
こういった、ドメイン単体で販売している会社からドメインを入手すると、取得費用と更新費用がかかります。
ですが、近年のレンタルサーバーでは契約を申し込む際に、利用料がかからないドメインをプレゼントしてくれるサービスが当たり前になりつつあります。
独自ドメイン永久無料とは
独自ドメイン永久無料は、レンタルサーバーを契約している期間内であれば、ドメインの取得、更新費用が全くかからないというサービスです。
ユーザーは、サーバーの月額費用のみで、独自ドメインを使ったWordPressサイトを構築することができます。
また、レンタルサーバーの申し込み時に、ドメインの申し込みも同時にできる仕組みになっているサービスがほとんどです。
それにより、面倒なドメインとサーバーの紐付け作業も必要なく、サーバーを申し込むだけですぐにWordPressサイトを構築できるようになりました。
キャンペーンはいつ実施してる?
独自ドメイン永久無料は、「キャンペーン」という形で、見かけ上は期間限定で実施しているレンタルサーバーがほとんどです。
とはいえ、今ドキの人気レンタルサーバーでは、独自ドメイン永久無料を実施していないサーバーの方が少なくなってきました。
つまり、独自ドメイン永久無料をやめてしまうと、他社に流れてしまう恐れがあるため、基本的にはほぼ常時実施されているキャンペーンだと思ってもらって大丈夫です。
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独自ドメイン永久無料のメリット
契約期間中は無料でドメインが利用できる
当たり前の話ですが、独自ドメイン永久無料の最大のメリットはやはり無料で利用できる点です。
通常ですと、年間1000円〜1500円程度かかるドメインの費用がまるまる浮くことになりますので、とてもお得です。
どうしてそんなサービスが提供できるのか?と言いますと、レンタルサーバーは長期間の契約になることが多いため、月額費用で回収するビジネスモデルになります。
ドメイン永久無料という強力なメリットによって、長期契約を促す仕組みになっているのですね。
ユーザー側からすれば、レンタルサーバー代だけで、ドメインの運用もできてしまうことになります。
近年では、多くのレンタルサーバーで提供されるようになっていますので、独自ドメイン永久無料を実施していないサーバーは選ぶべきではない、と言えるでしょう。
独自ドメイン永久無料のデメリット
長期契約とセットになっている
多くのレンタルサーバーで、1ヶ月〜6ヶ月の短期契約では提供されず、12ヶ月以上の契約とセットになっている場合がほとんどです。
いずれにしても、本格的にWordPressブログをやりこむとなると、半年〜1年ほどかかるのは普通です。
ですので、レンタルサーバーを契約する時は、腹を括るという意味でも、最低でも1年契約をすることをおすすめしています。
すると、独自ドメイン永久無料サービスも提供されます。
強制的に長期契約させられるような印象もありますが、どのみちWordPressブログの運用は長期になりますので、ある意味合理的とも言える仕組みです。
期間内に申し込まなくてはいけない
無料ドメインは、サーバーを契約したのち、定められた期間内に申し込みをしないと無効になってしまう場合があります。
ただ、最近のレンタルサーバーについてはその心配はありません。
なぜなら、サーバーの申し込み時にドメインも一緒に申し込める仕組みに変わったからです。
一例として、ロリポップ!レンタルサーバーの「ドメインずっと無料」というサービスの手順を解説します。
以前はサーバー契約時に配布されるクーポン券を使って、ムームードメインでドメインを取得し、その後ロリポップ!の管理画面でサーバーとドメインの紐付け作業をする。という手順でした。
今では、ロリポップ!レンタルサーバーの申し込み画面で、無料ドメインを同時に設定できる仕組みに変わりました。
面倒な紐付けの設定を行う必要はなく、サーバーを申し込むだけで、一緒に取得した無料ドメインでWordPressがすぐにスタートできる仕組みになったのです。
レンタルサーバーが提供してくれる無料ドメインの中には、サーバーの契約後に別の手順を踏んで取得しなければならない。というのは昔の話になりつつあります。
サーバーを引っ越しすると更新料金が発生する
なんらかの事情で、エックスサーバーを解約して他のサーバーに引っ越す必要がある場合には、新しいサーバーにドメイン移管を行う必要があります。
ドメインを移管すると、当然ながらエックスサーバーの独自ドメイン永久無料サービスは終わってしまいます。
新しいサーバー会社でそのドメインを使い続けるためには、年に一度の更新料金が発生するようになってしまいます。
ドメインは一度決めたら変更できない
ドメインは一度決めたら変更できません。慎重に決めるようにしましょう。
また、すでに使われているドメインは使うことができません。
独自ドメイン永久無料を実施しているレンタルサーバー
エックスサーバー以外にも、独自ドメイン永久無料を実施しているレンタルサーバーはたくさんあります。
というより、人気のあるレンタルサーバー各社は、ほぼ独自ドメイン永久無料を実施している、という認識で良いでしょう。
むしろ、独自ドメイン永久無料サービスがつかないレンタルサーバーは選ぶべきではない、といえるぐらいスタンダードなサービスです。
ConoHa WING
GMOインターネット株式会社が提供しているConoHa Wing。WINGパックと呼ばれる契約プランで、独自ドメイン永久無料サービスを提供しています。
ConoHa WINGがすごいのは、2つ目のドメインも永久無料で利用できる点です。これは他社にない強みです。
さすがに、2個目のドメインは.comや.netなどの人気ドメインは使うことができませんが、それでも2つ永久無料はかなり太っ腹なサービスです。
mixhost
mixhostでも、独自ドメイン永久無料サービスを実施しています。mixhostは大阪に本拠を置く、アズポケット株式会社が提供するレンタルサーバーです。
サービス開始は2016年とまだ新しいですが、後発ならではの強みとして、他社サービスを徹底的に研究し尽くしてリリースされている印象です。
GMOインターネットやエックスサーバーといった大手と、ほぼ同レベルのサービスを提供しています。
サーバースペックや実際の安定性&表示速度は全く負けていません。
もちろん独自ドメイン永久無料サービスも提供しており、新興系レンタルサーバーの中ではNo.1の品質です。
エックスサーバーの独自ドメイン永久無料サービス
以上、エックスサーバーの独自ドメイン永久無料サービスについてでした。
WordPressブログを立ち上げる予定でしたら、利用しない手はないサービスです。
安価なレンタルサーバーの月額費用のみで、WordPressブログを運用することができます。
エックスサーバーに関連する記事を特集しています
当ブログでは、XServer(エックスサーバー)に関する情報を特集を組んでまとめています。
実際にエックスサーバーを長年利用して得た知識や所感をベースに、他社サーバーとの比較などを掲載しています。
ご興味がありましたら、他記事もぜひご覧ください。レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。